【必読】中国からモノを輸入する際に注意すべきこと。

みなさまこんにちは。
桃子です。

たまに、中国からモノを仕入れたい方のお手伝いをしています。
中国は日本よりも物価が安く、さすが世界の工場と言われるだけあって、雑貨などの大量生産はお手のものです。

中国から雑貨などを仕入れて日本で販売してる方も少なくありません。
本屋に行けば「中国輸入ビジネス成功の極意」なんて本が並んでいますよね。

最近、「中国からペットボトルを輸入したい」というお話があり、その手続きを進める上で知っておいた方が良いことがいくつかあったのでまとめてみました。

 

工場でモノを大量に生産したい!

私も最近、「こんなモノを中国の工場で生産できますか?」とお問い合わせいただくことがあります。

 

結論から言うと
「工場のご紹介は出来ます。」

 

ただし、
ロットが5000以上からなら!!
です。

 

少ないロットであればコストの採算が合わなくなってしまいますし、
そもそも中国で生産するメリットがなくなってしまうので、日本の工場で生産した方が最終的にかかる費用が安くなります。

オリジナルの商品を生産するのであれば、工場はそれに合わせた金型を準備しないといけないので、少数だと金型代で赤字になってしまうため、工場自身が依頼を受けてくれないことが多いです。

なので、工場でオリジナル商品を生産したい場合は、「生産ロット数が5000以下か?それ以上か?」を基準にして、国内生産にするか海外生産にするかを決めたら良いと思います。
(モノによってはロット数5000以下でもOKな場合もあります)

 

 

中国の工場からモノを輸入する場合

考えた結果、やはり海外での工場で生産する!となった場合。

・生産するもの
・ロットの量
・運賃
・納期
・トータルの金額
・支払いについて

を工場とやりとりすることになります。

そして、内容に同意したら料金を支払い、工場が商品を生産し、日本の港まで送り届けてくれます。
しかし、ここに知っておかなければならない落とし穴があるのです。

 

運賃について

まず、運賃はどこからどこまでを相手が運んでくれるのか??です。
相手の言う運賃とは、「中国の工場から日本の港まで」の範囲を指します。

そのため、日本の港から自分の希望するところまでの運賃は含まれておりません。
つまり、相手は日本国内の運送についてはノータッチであるということなので、港からの国内配送は自分たちで手配しなくてはなりません。

 

支払いについて

今回、輸入を希望した方がどのように中国の工場を探したかと言いますと、
アリババドットコムで探し当てたそうです。
こちらのサイトは貿易のマッチングサイトで、欲しい商品を生産できる工場を探せるようになっています。

ただし、お問い合わせは各自ですので、グーグル翻訳の英語で頑張るか(中国語よりも精度が高いので)、中国語でのやりとりになります。
相手に日本語がわかる担当者がいればラッキーですね!

 

ロット数、価格、運送についてなどの条件に同意し、いざ支払いをしようとなった時。
どのパターンの支払い方法を選ぶのか?と相手から質問され、

①T/T送金
②アリババを通じて契約し、アリババ信用システムで支払う方法

この2点があげられました。

 

まず・・・
どちらの支払い方法も馴染みがなさすぎて意味不明

 

 

なので、解説します。

 

 

(1)T/T送金とは

T/T送金はいわゆる電子送金(Telegraphic Transfer)のことで、ティーティー送金と呼ばれることが多いです。
輸出者や輸入者の立場から見ると、国内で行われている銀行振込のような感覚でお金を支払い、お金を受け取る送金方法です。
銀行から銀行への支払指示を電信(Cable)で送付するため、電信送金と呼ばれています。

※引用元:https://b.pasona.co.jp/boueki/word/2266/

支払いには、前払い・即時払い・後払いなどを契約で取り決めることが出来ますので、トラブルを避けるため、支払いのパターンをお互い事前に話し合って契約をする必要があります。
最も多く使用されているパターンは前払いを30%と70%の即時支払いだそうです。
このパターンの支払いは、初めての取引である場合とボリュームが小さい場合に使用されることが多いです。

 

②アリババを通じて契約し、アリババ信用システムで支払う方法とは

まず、アリババ信用システムは中国語で「阿里信保」と言います。(信保は信用保証の略です)
これはバイヤーを保護する目的の仕組みで、輸出者側がこの仕組みを使用するにはアリババに最低でも5000元を保証金として預けなければいけません。
その5000元はクライアント(バイヤー)への安全な取引と品質保証の担保として使われます。

流れとしては、アリババへまず代金を支払います。
相手から支払いリンクが送られてくるため、そのリンクをクリックして支払い手続きをします。商品を受け取ってから品質などに何も問題なければ、アリババが輸出者側へ代金を渡します。
もしその時に商品や輸出者に問題があったり、いざこざが起きるようなことがあれば、アリババから保証金が支払われます。
また、取引のデータはアリババに蓄積されていくため、売り手は良い取引を重ねていくほど、信用につながっていくという仕組みです。

 

しかし、普段貿易に携わっていない方であればこれらの方法はかなり難しいと思います。

 

トータルの金額について

ここが一番の落とし穴です。

輸出者側からの見積もりに含まれているのは
・商品代金
・日本の港までの運送費
でした。

 

しかし、海外からモノを輸入する時に発生するものがあります。

それは・・・関税と通関手数料!!

そして先ほども挙げた国内運送費!!

 

関税はモノのジャンルによって違い、商品代金の3〜5%ほどかかります。
そして海外からのモノを日本に入れるには通関しなくてはならず、それにも手数料がかかります。(約7〜8万円ほど)
そして国内運送費は商品代金の重量によって変わります。

これらの費用を全部含めた上で、商品1つあたりいくらかかっているかを計算し、採算が合うかどうかを確認します。

今回ペットボトルでしたので関税は4%でした。
(正確な関税率を調べるためにはサンプルがあると手っ取り早いので、事前に商品サンプルを入手しておくと良いです)

 

もう一つの落とし穴

今回、ペットボトルであったため、なんと食品衛生法により、輸入時に食品届が必要となりました。材質がプラスチックのため、食品届を行うためには試験分析を行い、検査結果の提出が必要です

事前に中国の工場から日本の検査機関へ検体を送付し、輸入前に検査を行い、必ず合格をもらわないといけません。
検査機関に到着後、検査証明書が発行されるまでは、土日を除く7営業日程度の時間がかかります。

そのため、
・食品届申請料
・試験分析手数料
・本体(PET)検査料
・蓋(PE)検査料

これらの費用も必要になります。
冒頭でも、「ロットが少なければ海外生産だとコストの採算が合わない」と書きましたが、その理由の一つがこれですね。

しかも、検査に不合格になった場合でも検査料は返還されることはありません。

 

もし、検査や食品届を出さずに輸入してしまっていた場合、港に商品がついても国内に入れることが出来ず、保管庫に入れられ毎日保管料を取られてしまいます

 

最後に

アリババドットコムのようなサービスも登場し、今ではインターネットを通して簡単に工場と直接やりとりが出来るようになりました。
それはとても素晴らしいことだと思います。

日本国内まで配送をしてもらったとしても、日本国内にモノを入れるのにこれらのような専門的な手続きが必要です。

もし中国からの商品の輸入を考えているのであれば、事前に一度ご相談ください。
国内運送から支払い、各お手続きについてサポートすることが出来ます。

問い合わせ先

 

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